東南極にある氷床が今後どのようにふるまうのか、それが将来の地球全体の海水面上昇を予測するうえでもっともわかっていない要素です。東南極にあるトッテン氷河の背後には、すべてが溶け出すと海面を3.5メートルもあげるだけの氷があります。近年、この氷河のふるまいに変化がみられています。そのため世界中の科学者が、いま、この氷河に熱い視線を注いでいます。